2025年7月6日(日)、福島競馬場の芝2000mで行われる2歳新馬戦に登場するのが、北米産の輸入馬メイクイットです。
父はアメリカでGⅠを2勝した注目種牡馬ボルトドーロ(Bolt d’Oro)、母父は欧州2歳王者ホーリーローマンエンペラー(Holy Roman Emperor)という、芝中距離にうってつけの配合。早くも注目度の高い1頭となっています。
🧬 血統プロフィール
父:Bolt d’Oro(ボルトドーロ)|Medaglia d’Oro 系
アメリカで2歳GⅠを2勝したスピード万能型。父系にはA.P. Indyのスタミナ、母系にはストームキャットのダッシュ力があり、「先行して押し切る」競馬を得意とする産駒が多いのが特徴です。日本でも少しずつ芝適性を示しており、2歳からバリバリ走れる“早期始動力”が魅力です。
母父:Holy Roman Emperor(ホーリーローマンエンペラー)|Danehill 系
欧州で2歳王者に輝いた名マイラーで、軽い芝にも対応するスピードと切れ味を伝える血統。サンデー系や米国血統と配合されたときに、操作性やギアチェンジ性能を高める効果も期待できます。
① 北米×欧州のハイブリッド配合
メイクイットは、「北米のスピード×欧州の瞬発力」という芝2000mに理想的なバランスを持った配合。
父からは前に行けるダッシュ力と粘り、母父からは小回りを捌ける器用さと瞬発力を受け継いでいます。福島のようなコーナー4つのコースでは、この“先行力+ギア”が武器になるでしょう。
② 開幕週の芝2000mにフィットする血統
福島の芝2000mは開幕週らしくスピード優位ですが、内回りでコーナー4つ、直線も短いため、ギアチェンジと立ち回りの上手さが求められます。
メイクイットはその両方を備える配合であり、牝馬ながら55kgでの出走は“完成度”の高さを示す好材料。初戦から仕上がっていれば、勝ち負けは十分可能です。
③ 牝馬×輸入馬=“早期完成度”の高さも武器
輸入牝馬は、2歳夏時点での仕上がりの良さが日本産馬より目立つことがあります。メイクイットはその代表例で、スピードだけでなく精神的な成熟度や操縦性にも期待できます。
まとめ:完成度の高い即戦力タイプ!
北米スピードと欧州マイラー血統を併せ持つメイクイットは、2歳夏の新馬戦にふさわしい“即戦力配合”。
早期デビューを後押しする父Bolt d’Oroのスピード性能と、母父Holy Roman Emperorの器用な立ち回り力が、福島芝2000mという舞台にベストマッチします。
2025年7月6日・福島5R。
欧米名血が交差する注目の輸入馬・メイクイットが、デビュー戦でどんな走りを見せるのか。クラシック路線へ向けた第一歩として、大いに注目したい一頭です!
コメント