① コースの特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施行日・条件 | 10月19日(日) 京都・芝2000m(内回り)・3歳牝馬限定 GⅠ |
| コース概要 | スタート直後に上り坂、最初のコーナーまで約300m。コーナー4つの小回りで立ち回り巧者が有利。 |
| 直線 | 約328mと短く、早めの仕掛け・加速が重要。 |
| ラップ傾向 | 前半ミドル〜ややスロー→3〜4角からL4持続戦。直線はL2で決着することが多い。 |
| 求められる適性 | スタミナよりも「持続的な加速性能」と「機動力」。内で脚を溜め、L3〜L1で伸び切れるタイプが理想。 |
| 有利な血統 | ディープインパクト系・キングカメハメハ系・ルーラーシップ系など、瞬発+コーナー加速型が強い。 |
秋華賞は「瞬発力勝負のようでいて、実はL4持続戦」。
直線の短い京都内回りでは、一瞬の切れよりも 早めにスパートをかけて惰性で伸び切る力 が求められる。
ペースが落ち着けば上がり3F33秒台の瞬発戦にもなるが、基本は L3からの持続加速 が勝負のカギを握る。
② 本命:マピュース
血統
父:マインドユアビスケッツ(Deputy Minister系)
現役としては比較的新興血統。持ち味としてはスピード+しなやかさを伝えやすいタイプと見られます。マピュースにおいて、この父系から“芝適性”が期待できる要素を引き出している可能性あり。
母父:シンボリクリスエス(ロベルト系)
母父にクリスエス系を持つのは強みです。クリスエス系(またはその周辺系統)は中長距離適性・持続力の要素を伝えやすい傾向があり、2000m前後の芝戦で力を発揮しやすい。
この配合は、速い上がり勝負にも粘り込む“中距離バランス型”。
「瞬発×持続」という理想的な秋華賞血統バランスを備えている。
京都芝2000m(内回り)の特徴
- 内回り2000mはコース取り・ポジション取りがかなり大きな意味を持つ舞台。
- 直線もそれほど長くはなく、先行勢・好位先行馬が内を通って出し抜く形が決まりやすい。
- 中間ラップの緩みを使えるタイプ、あるいは脚を温存できるタイプに展開利あり。
展開想定とマピュースの立ち回り
- 今秋の三冠戦線という性質上、出走馬には差し・追い込み馬も揃うため、レースはやや縦長になりがち。
- もし前が速めに引く流れになれば、マピュースの持続力型血統が後半に活きる。
- 逆にスロー流れや瞬発力勝負になった場合は、切れ味が問われる分、他馬との力差が出やすい。
マピュースとしては、中団〜中位あたりで折り合いをつけつつ、終盤の脚を温存して直線で差す競馬が理想と読みます。
実績 7戦3勝
- 戦績:7戦3勝(3-1-0-3)
→ 既に中距離実績を積んでおり、格負けの印象はない。 - 前走内容: 折り合い良く好位差し。最後まで脚を使い切る内容。
- 調教: 坂路でラスト11秒台をマーク。反応良く、仕上がりは万全。
初のGⅠでも 「完成度+持続性能」 の高さで十分に勝負圏内。
経験を積んだ分、立ち回りの精度も上がっており、内回りでの立ち回り戦でも崩れにくいタイプ。
③まとめ
秋華賞は瞬発戦ではなく 「L4からの持続加速戦」。
その中で必要なのは、一瞬の切れ味より “スピードを落とさず回り切る力”。
マピュースは、
- 父マインドユアビスケッツ由来の持続スピード
- 母父シンボリクリスエス譲りの持久力と粘り
- 精神的な完成度と安定感
これらを兼ね備えた“持続型の総合力馬”。
前傾ラップでも崩れず、スローからのL3戦にも対応可能。
惰性で伸びる末脚は京都内回り2000mでこそ生きる。
早めスパートから粘り込む競馬が理想で、展開がタフになればなるほど浮上するタイプ。
結論、推し馬にすべてを賭ける!!



コメント