【菊花賞2025予想】ヤマニンブークリエ本命|父キタサンブラック生む“持続力の極”

重賞予想
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① コースの特徴

項目内容
施行日・条件10月下旬・日曜/京都競馬場・芝3000m・右回り/3歳限定GⅠ
コース概要外回りを1周半。スタンド前発走→坂を上り→3〜4角→外回り直線(約404m)→再び内回りへ。
計6つのコーナーと2度の坂越え。リズム・折り合い・持久力が問われる舞台。
ラップ傾向序盤スロー~平均→向正面から徐々にペースアップし、L5~L3のロングスパート戦が主流。
瞬発力勝負よりも、地脚と持続力で削り合う展開
有利な隊列好位〜中団やや前。
長く脚を使える先行・差しタイプが有利。極端な追い込みは届きにくい。
求められる適性持久力・スタミナ・坂のこなし/ペースの変化に耐える心肺力/折り合いと精神力の安定。
血統傾向欧州由来のスタミナ血統(Sadler’s Wells系・Monsun系・チチカステナンゴなど)が強調される年が多い。
父サンデー系でも、母系に欧州スタミナ血脈を含む配合が理想。
レースの本質「我慢×持続」。
3000mを通してペースを落とさず、L5からL1まで減速しない地脚が勝負を分ける。

② 本命:ヤマニンブークリエ

血統

父:キタサンブラック(ブラックタイド系/サンデーサイレンス系)

  • 菊花賞3着、天皇賞春2勝の実績を持つ“究極の地脚型”。
  • 父ブラックタイド譲りのスピード持続と、母系譲りの心肺の強さを伝える。
  • 産駒は総じて先行して長く脚を使う持続力型で、3000m戦のロンスパ戦に強い。

母父:チチカステナンゴ(Sadler’s Wells系)

  • 仏ダービー馬を輩出した欧州スタミナ系の名種牡馬
  • パワーと粘り、そして坂で止まらない底力を伝える。
  • その産駒や母系からは、「長く脚を使ってもバテない」「洋芝やタフ馬場に強い」特徴が多い。

【配合評価】
父キタサンブラックの地脚+母父チチカステナンゴの欧州的底力。
=“日本的持続+欧州的スタミナ”の融合。淀3000mを走り切るための理想配合。


コース適性

京都芝3000mは、ペースの緩急が少なく、長く脚を使う地脚勝負
ヤマニンブークリエは、

  • 一度エンジンがかかると惰性でスピードを保つストライド型
  • 折り合いがつきやすく、L5からギアを上げてもバランスを崩さない
  • チチカステナンゴ由来の坂耐性・重馬場適性も備える

→ どんな流れになっても脚を止めずに走り続けられるタイプ
“切れ味ではなく持続”という菊花賞の本質に最も合う。


展開想定

スロー寄り(想定の本線)

  • 前半ゆったり→向正面L5あたりから加速。
  • ヤマニンブークリエは中団前で折り合い重視
  • 3角手前からじわっと進出し、直線入口ではすでに加速完了。
    L3からL1まで惰性で押し切る展開

ミドル~やや厳しめ

  • 序盤から流れても、心肺力と地脚で耐えられる。
  • 他馬が苦しくなるL2~L1でなお粘る脚質。
    → 消耗戦でこそ光るタイプ。

内前バイアス強め

  • ロスを避けて好位インを確保。
  • コーナーでじっくり進出し、直線でスムーズに進路確保→押し切り狙い

実績 8戦2勝

  • 京都新聞杯(芝2200m):スロー→L5持続戦を早め進出で押し切り型の競馬。スタミナと操縦性を証明。
  • 神戸新聞杯(芝2400m):ペースが流れてもバテずに伸び、長距離適性を再確認。
  • スピード・持続・精神面いずれも高水準で、3000mへの距離延長をプラスに変えられるタイプ

③ まとめ

菊花賞は、スピードではなく“減速しない脚”の勝負。
ヤマニンブークリエは、

  • 父キタサンブラック譲りの地脚・勝負根性・持続スピード
  • 母父チチカステナンゴの欧州的スタミナ・坂耐性・精神力
    を併せ持ち、3000m戦で最もバランスの取れた配合。

ペースが遅くても、流れても対応可能。
菊花賞という「耐久の舞台」でこそ、この馬の持続力が花開く。

本命はヤマニンブークリエ。
父が証明した強さを、母父の底力でさらに伸ばし——
“長距離血統の完成形”として、世代の頂点に立つ。


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