① コースの特徴
項目 | 内容 |
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施行日・条件 | 10月下旬・土曜 / 東京・芝1600m・左回り / 2歳牝馬 GⅢ |
コース概要 | 向こう正面のマイルシュート発走(ポケット)→ワンターンで3~4角を大きく回って直線へ。直線約525mはJRA屈指の長さで、ラストは緩やかな上り。 |
スタート~コーナー | 最初のコーナー(3角)まで約500m強と長く、序盤はペースが落ち着きやすい。 |
ラップ傾向 | 前半スロー~ミドル→L3からの加速戦になりやすい。**瞬発力+トップスピードの“持続”**が鍵。 |
有利な隊列 | 中団~やや後ろで脚を温存し、直線で外に出して長く脚。内が伸びる馬場なら好位インの立ち回りも可。 |
求められる適性 | 一瞬の切れだけでなくL3~L1を落とさない持続性能/長い直線でのギアアップ再現性/操縦性(折り合い・進路取り)。 |
血統の傾向 | ディープインパクト系/キングカメハメハ系(ロードカナロア含む)/ハービンジャー系など“東京巧者”を多く輩出する系統がプラス。 |
東京マイルは“瞬発力勝負”に見えて、実はトップスピードの持続勝負。
L3~L1で減速しないタイプが強い。
② 本命:ヒルデグリム
血統
- 父:ゴールドシップ(ステイゴールド系)
心肺の強さとロングスパート耐性を伝える系統。道中で息を入れて→L3から加速を継続する設計に合う。 - 母父:レッドスパーダ(Halo系)
マイルの持続的なスピードを供給。トップスピードを落とさず保つ資質を後押し。
→ スタミナ(父)×スピード持続(母父)の融合で、東京マイルの“持続加速”に最適化された配合。
コース適性
- ワンターン+直線525mの東京マイルは、L3からの長い脚が必要。
- ヒルデグリムは大きめのストライドで惰性を保ちやすい走法で、ギアを上げてから止まりにくい。
- 直線の上り区間でもスピードを落としにくい点が強み。“切れ一閃”ではなく“伸び続ける脚”が武器で、この舞台と親和性が高い。
展開想定
- スロー寄り(想定の本線)
中団外で折り合って脚を温存→直線入口で早めにギアアップ→L1まで持続して差し切りの絵。 - ミドル~やや厳しめ
流れても問題なし。道中で無駄脚を使わずL3からワンプッシュ、消耗戦で心肺の強さが活きる。 - 内前バイアス強め
位置を一列前へ。進路が取りやすいよう半身外で運び、直線でスムーズに加速レーンへ。
実績
- 新潟芝1600mで新馬勝ち:中団外から鋭く→長く伸びて差し切り。加速後に減速しない“持続脚”を初戦から再現。
- 重賞経験(新潟2歳S など):結果以上に速い流れでの追走経験とメンタルの素直さを獲得。ギア再現性の高さは2歳牝馬戦で信頼材料。
③ まとめ
- アルテミスS=L3からの持続加速戦。一瞬の切れよりトップスピードの持続が勝敗を分ける。
- ヒルデグリムは、
- 父ゴールドシップ由来の心肺×ロンスパ耐性、
- 母父レッドスパーダ由来のマイルの持続スピード、
を併せ持ち、東京1600mの要求値に合致。
- 直線は早めにギアを上げて“伸び続ける”のが理想図。
外へ持ち出してスムーズに加速できれば、差し切り~確実な圏内まで。
本命はヒルデグリム。
父ゴールドシップの時点で買い!!
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