シャフリヤール種牡馬入り!父ディープ×全兄アルアイン系の行方

コラム・小ネタ

競馬狂いの皆さんこんにちは!!

2021年ダービー馬 シャフリヤール(牡7・父ディープインパクト) が 2025年シーズンから社台スタリオンステーションで種牡馬入り!!そんな朗報は、わずか3か月後に受胎率ショックという形で暗転しました。70頭あまりに種付けしたものの 受胎確認は 7〜10頭とごく少数。7月2日付で用途変更が正式発表されています。

とはいえ、この“幻の初年度産駒”はディープ後継の 希少バリエーション とも言える存在です。全兄アルアインが示す現実的なロードマップを踏まえ、改めてドバイマジェスティ牝系×ディープの未来図を整理しておきましょう。


1 シャフリヤールの血統ポテンシャル再読解

血統要素ポイント
父ディープインパクト現役時の切れ味をほぼそのまま種牡馬成績に転写した“芝中距離の絶対王者系”。
母ドバイマジェスティ(BCフィリー&メアスS・米GⅠ)Essence of Dubai(Pulpit ▶ A.P. Indy ▶ Seattle Slew 系) 由来のスピード&タフネスを併せ持つ、ディープ産駒では珍しい 「非サンデー・非ミスプロ」アウトクロス牝系

この配合から生まれたシャフリヤールは、皐月賞馬の全兄 アルアイン より“瞬発力寄り”。日本ダービー→ドバイシーマクラシック と、上がり勝負で真価を発揮しました。


2 受胎率問題のインパクトと“片手で数えるほど”の希少性

チェックポイント2025年シーズン現況
種付け料250万円でスタート
交配牝馬重賞勝ち・重賞産駒多数のハイグレードが中心
受胎頭数7〜10頭程度(推定)と極度に低調
結論早期リタイア決断により“幻の産駒”は一桁台の超プレミアム血統

3 全兄アルアイン示すサラブレッド的現実解

指標成績(〜2025/8/3 時点)備考
主な勝ち上がり産駒コスモキュランダ(弥生賞GⅡ)/カズゴルティス ほか3歳世代で早くも重賞勝ち馬
2025年種付け料受胎80万円/出生120万円当初200万円→段階的に値下げし頭数確保
AEI(2024年)0.80ディープ後継では中位ながら伸びしろ大

アルアインは 「手頃で走るディープ系」 を体現。芝1800〜2000mで 先行力+ラスト1ハロンの持続力 を武器にする産駒が目立っています。


4 ドバイマジェスティ牝系×ディープの強み

  1. 米スプリント血統のダートパワー → 日本芝の高速化&洋芝の力勝負、どちらにも対応。
  2. サンデー&ミスプロを含まないアウトクロス → 現代日本牝系とのニックス探索余地が大。
  3. アルアイン産駒=“切れ<しぶとさ” 傾向 → シャフリヤール産駒には父譲りのキレ味が上乗せされる可能性。

5 配合アイデア:幻の産駒&アルアイン活用法

牝系タイプ狙い期待値
サンデーサイレンス系牝馬(特にディープ後継以外)血量 3×4 で瞬発力強調シャフリヤール産駒とのベストマッチ
キングカメハメハ系牝馬パワー補完&芝ダート両睨みアルアインで実績多数
ストームキャットクロス保持牝馬仕上がり早+気性面安定2歳重賞狙い向き

6 まとめ:ディープ後継“第二世代”鍵は柔軟さ

  • シャフリヤール:数の論理ではなく“超希少価値”で勝負する存在へ転換。
  • アルアイン:価格弾力性を活かし母系を多様化しながら、着実に成功曲線を描く。
  • ドバイマジェスティ牝系:汎用性の高いアウトクロス資源として、今後 BMS(ブルードメアサイアー)シフトでも重宝される可能性大。

来春のセレクトセールで シャフリヤール×SS 系牝馬” を見かけたら“一点突破型” の大穴候補にして勝ちましょう!!

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