マイネルクリソーラとは
スクリーンヒーロー産駒の6歳牡馬。通算【5-5-5-13】、総賞金1.6億円超。2025年6月の目黒記念(G2)で3着に好走し、長い脚を使う持続型としての資質をあらためて示した。2024年1月の中山金杯(G3)3着もあり、2000m実績も十分だ。
スタミナと“押し上げ耐性”
- 目黒記念(芝2500m・G2)3着:道中で脚を溜め、ロングスパートで渋太く粘り込む内容。上がり勝負よりも、締まったラップで消耗戦になった時に価値が上がるタイプ。
- 中山金杯(芝2000m・G3)3着:外目の好位から運び、直線もしぶとく伸びた。ワンターンの瞬発力勝負より、コーナーで速度を落としすぎず再加速する展開がはまる。
血統・体質から見える“粘りの型”
父スクリーンヒーロー(父系にグラスワンダー)は持続力・底力を伝える系譜。クリソーラ自身も心肺系の粘りで良さが出るタイプで、ペースが緩まず長く脚を問われる流れがベスト。
舞台適性:阪神芝2000m(内回り)と相性は?
阪神芝2000m(内回り)はスタート直後に急坂→1~2角で落ち着きやすい→3~4角は下りでペースアップ→直線357mで再度坂というコース。ラスト4Fの持続力とコーナーでスピードを落としすぎない器用さが重要になる。スロー寄りでも、3~4角からのロングスパート耐性が問われるのが特徴だ。
リスクと不安点
- 瞬発力一点勝負になると分が悪い(極端なスローからのL1~L2決め手勝負)
- 外を回されすぎるロス(内の立ち回り上手が多い年は不利)
- 叩き良化型の可能性(直近は目黒記念以来の実戦で臨戦間隔が空いた点に注意)
データの後押し
チャレンジCは近年“前走惜敗からの距離短縮/2000m実績”がハマりやすい傾向。目黒記念3着→2000mへ戻す今回の臨戦は理にかなう。中山金杯3着の実績も、内回り2000mでの再加速合戦に対応できる裏付けだ。
まとめ
マイネルクリソーラは“早めに踏み上げて渋太く”が持ち味。阪神内2000mの“3~4角勝負→坂上ゴール”という舞台は、その良さが素直に出やすい。人気サイドの決め手型が強く支持されるなら、相手穴として価値が高い1頭。枠順と隊列の並びを確認しつつ、三連複の相手・ワイド中心で巻き込みたい。
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