直線が長い中京ダ1800mのGⅠ。ここで強いのは、
最後の直線に入る前からスピードを落とさず回し切れる馬です。
今年は◎ナルカミで勝ち筋を描きます。
1. コース傾向・血統傾向
| 項目 | 特徴・傾向 |
|---|---|
| コース | 中京・ダ1800m(左回り)/2ターン |
| 形状・直線 | 直線はダートとして長め。コーナーは緩やかでスピードを保ちやすい |
| 展開 | ミドル〜やや厳しめになりやすく、L4〜L2が勝負所(ロングスパート色) |
| 有利隊列 | 好位〜中団の内目で省エネ→直線で外が基本。外差し傾向の日は中団外から早め勝負 |
| 求められる適性 | 高い巡航力/砂被り(キックバック)耐性/直線の踏み直し |
| 血統トレンド | 米欧ダート系の地脚×SS系の反応の組み合わせが堅実 |
| 一言まとめ | “長く速い砂の巡航+直線で再点火” |
本命:ナルカミ
血統
- サンダースノー:欧ダートらしい地脚(じあし)と持久力。長く速い巡航が得意。
- ディープインパクト(母父):初動の反応とトップスピードの維持。
器用に加速の段差をこなせます。
巡航で押しながら直線半ばでもう一度点火できる構造。中京ダ1800mの理想形です。
コース相性
- 左回り2ターンでリズム良く運べるタイプ。
- 砂を被っても我慢が利きやすく、好位〜中団の“ポケット”で省エネ→
直線はラチから2〜3頭分へスムーズにレーンチェンジ。 - ゴール前での失速幅が小さいイメージを持てる点が最大の魅力です。
展開
- ミドル〜やや厳しめ(本線):
中団で脚を温存 → L3で進出 → L2で踏み直し → L1は耐える。 - スロー寄り(先行が楽):
好位の内で省エネ → 直線入口で半身外へ → 瞬発だけに寄せず持続寄りに押し上げる。 - 外差しバイアス:
中団外で向こう正面ワンプッシュ。脚を長く使い切る計画へスイッチ。
評価
- ダ1800〜2000m域での“長く脚を使える実例”があること。
- 左回りの安定(コーナリングの乱れが少ない)。
- 砂被り耐性(馬群で我慢→直線で再点火)。
すぐ効くQ&A
Q. なぜ「踏み直し」が大事?
A. 中京は直線が長く、直線に入る瞬間で一度スピードが落ちがち。
そこでもう一段入れられる馬が前を捕らえます。
Q. 先行馬が多いと?
A. 流れが締まりやすく、巡航+持久の勝負に。ナルカミの設計に追い風です。
Q. 内枠と外枠、どっちがいい?
A. 内〜中枠なら省エネ濃度アップ。外枠でも向こう正面で
小さく一押しできるなら十分対応可能です。
まとめ
チャンピオンズCは、“長く速い砂の巡航”ד直線半ばの再点火”が勝負どころです。
サンダースノー×ディープのハイブリッドで、その設計図をもっとも素直に
再現できるのがナルカミだと考えます。
枠順と当日の馬場傾向に合わせて、
- 内〜中枠なら省エネ→直線で角度
- 外枠なら向こう正面ワンプッシュ→長い脚
という微調整で取りにいきます。
結論:本命◎ナルカミ。



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