ライヒスアドラー新馬戦展望|中山1800mで問われる“瞬発力と持続力”

今週の注目血統
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

「今週勝つ!」を叶える馬券カレンダー [ 立川 優馬 ]
価格:2,200円(税込、送料無料) (2025/9/12時点)


1. プロフィール

  • 馬名:ライヒスアドラー(牡2)
  • 血統:父シスキン/母クライリング/母父ハーツクライ
  • キーワード加速の出が速い(父)+長く脚を使う粘り(母系)
  • 想定舞台:中山・芝1800m(内回り)新馬

2. 中山・芝1800mコースの特徴

二度の上り+小回りの再加速+短い直線

  • スタート直後に上り坂:いきなり体勢が試されます。背腰が弱いと、序盤から力みやすい。
  • コーナー比率が高い減速→姿勢を保つ→再加速を短いサイクルで繰り返すので、コーナー出口で素早くスピードに乗れるかが重要。
  • 直線は約310m:L2(残り400m)だけの瞬発比べに見えても、実はL3から脚を使い続けている馬が勝ち切りやすい舞台。


    → まとめると、“4角出口からの立ち上がり”を合図に、L1まで脚色を落とさず運べるかが勝負所です。

3. 父シスキン“速い到達”

シスキン(Siskin)は欧州のG1マイラー。
血統表の深部にはFappiano—Unbridled’s Songのラインが横たわり、

  • 加速~最高速への到達が速い
    (反応の良さ)
  • スピードに乗ってから惰性で落とさないという、マイル〜中距離の「入口」を軽くする資質を伝えやすいのが特徴です。

    中山内1800mでは、4角出口で素早くスピードに乗れるかが重要。父の長所は、この「出口の一歩目」で表に出やすいはずです。

4. 母父ハーツクライ“巡航と粘り”

ハーツクライ系が日本の中距離戦で頼もしいのは、

  • 長めの区間で脚を使っても、フォームを崩さない
  • 坂やペースの密度が上がる局面で、じわじわもう一段といった、体幹の強さ巡航の息の長さにあります。

    内回りの再加速を何度もこなす舞台では、この“姿勢の安定”がそのまま末脚の持続時間に直結します。

5. 勝ち筋

両者の長所を重ねると、「出口でギアが上がる」→「上がった勢いを落とさずL3から伸び続ける」という絵が浮かびます。

  • 序盤:力まずポジション確保。スタート直後の上りで無駄脚を使わない。
  • 3〜4角:外へ振られすぎないラインで、出口の立ち上がりを意識。
  • 直線L3入口〜L2で一段ギアを掛け、L1まで脚を落とさない。これが、加速の出が速い父と、粘りの効く母系を併せ持つタイプの“素直な走り方”です。
  • 好条件:L3からのロングスパートに持ち込みやすい。
  • 見どころ出口の立ち上がり直線半ばでも脚色が落ちないか

6. まとめ

ライヒスアドラーは、

  • 父由来の「加速~到達の速さ」
  • 母系由来の「巡航の息の長さと粘り」
    を両立しやすい器。中山内回りの1800mは、4角出口の立ち上がり→L3からの持続を試す舞台であり、本馬の長所を素直に活かせる条件といえます。初戦は経験値の差が出やすいものの、“どの地点でスピードに乗り、どこまで落とさずに行けたか”を意識して見ると、この配合の魅力がくっきり浮かぶはずです。

関連

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

勝ち馬がわかる 血統の教科書2.0 [ 亀谷 敬正 ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/9/12時点)


コメント