① コース & 血統傾向
項目 | 内容 |
---|---|
コース特性 | 右回り・内回り。スタンド前スタート直後に急坂→1~2角タイト→直線約310m+急坂。高低差が大きくパワーと踏み直し必須。 |
ペース/ラップ像 | 序盤は緩みやすく、L3からの持続加速が勝負所。瞬発一点よりロンスパ耐性が重要。 |
脚質傾向 | 先行有利寄りだが、3~4角で早めに踏み上げる差しも台頭。コーナーワークのロス最小化が鍵。 |
枠/進路 | 内~中枠が立ち回り優位。外はロス増だが、3~4角でスムーズに外へ持ち出せれば届く余地。 |
馬場傾向 | 良なら平均~持続型、渋ればパワー血統の価値上昇(坂で鈍らないトルクが活きる)。 |
血統トレンド(父系) | ディープ直系=ギア×持続、ロベルト系=体幹×粘り、キングカメハメハ系=推進力。いずれも“持続×ギア”型が好相性。 |
血統トレンド(母父・クロス) | Danehill/Dansili・Blushing Groom(南米含む)などのパワー血脈で坂トルクを補強。Roberto/Mr. Prospectorの底力も有効。 |
求められる資質 | ①コーナーで減速しない機動力 ②L3ロンスパの持続 ③急坂で再加速できる体幹とパワー。 |
② 該当馬と評価
【父】サトノダイヤモンド
(ディープインパクト直仔)
ギアの速さ+中距離の持続という“内2000mに最適な出力カーブ”。コーナーでスピードを落とさず、直線での再加速を作れる。
【母父】Equal Stripes
(Candy Stripes=Blushing Groom系)
体幹の強さと坂トルクを付与。渋ればさらに良いタイプで、L1の我慢比べに強い。
血統評価
ディープのギア×南米パワーの体幹=紫苑Sのコア要件「L3持続→坂で一押し」に合致。瞬発一点型より踏み直し型の適性が高い。
コース適性
中団~好位の内でロスなく運び、3角手前からジワ上げ→直線は坂手前でギアON→坂上でもう一脚が勝ち筋。内回りの進路取りとも相性良好。
戦績 5戦1勝
阪神・芝2400m 未勝利 1着…ゆったり入ってL3から長く脚を使い押し切り=ロンスパ耐性を証明。
京都・矢車賞(芝2200m)2着…直線で再加速してクビ差。距離延長でも終いが鈍らず、
持続+体幹を再確認。→ “長めの距離で見せたロンスパ→再加速”を、紫苑Sの内2000mに縮尺して転用できる。
③ まとめ
本命◎セイキュート。
紫苑Sの本質は「L3からの持続と坂での再加速」。サトノダイヤモンド×Equal Stripesのハイブリッドは、ギア×体幹でこの要件にピタリ。中団~好位でロスなく→L3ジワ上げ→急坂でもう一押しの完成形で、秋華賞へ繋がる価値ある一勝を狙います。
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