1.コース傾向・血統傾向
| 項目 | 傾向・ポイント |
|---|---|
| 枠順 | 内外そこまで極端な差はないが、極端な内の先行一辺倒よりも、外目からスムーズに脚を溜められるタイプが走りやすい |
| 脚質 | 前が飛ばし過ぎると差し・追い込みも届くコース。流れ次第でどの脚質にもチャンスあり |
| ペース | 阪神JFは例年、前半からそこそこ流れやすく、ラストはスタミナ勝負寄りの瞬発力戦 |
| ラスト | ゴール前に急坂があるため、直線だけの瞬発力より「坂を越えてもう一脚」が重要 |
阪神JFで狙いたい血統イメージ
| 血統タイプ | 特徴・このレースでの狙いどころ |
|---|---|
| エピファネイア系 | 長く脚を使えるタイプが多く、タフな流れ+長い直線に強い。阪神外回りとは好相性イメージ |
| ディープ系(母系含む) | 一瞬のキレ+コーナーで無理せず脚を溜められるタイプが多く、直線入り口での立ち回りがうまい馬は要注意 |
| スタミナ型欧州血統 | ペースが流れた時に浮上しやすく、消耗戦寄りになったときの押し上げ要員としておもしろい |
アランカールの 「父エピファネイア × 母父ディープインパクト」 という組み合わせは、
このコースの“欲しい要素”をどちらも持っている配合と言えます。
2.本命:アランカール
血統
父エピファネイア
→ 長く良い脚を使う持続力
→ パワー寄りで坂に強い体質
母父ディープインパクト
→ コーナーで脚を溜めて、直線でスッと加速できる瞬発力
→ マイル前後への距離適性と、器用さをプラス
阪神外回り1600mは、
「ワンターンだけど、最後がタフな差し比べ」になりやすいコース。
その意味で、スタミナだけでもキレだけでもダメで、“両方そこそこある馬が理想形です。
展開
スタートで無理に前を取りにいくより、→ 中団〜やや前めのポジションでリズム重視
3〜4コーナーでじわっと進出し、直線入口ではすでに射程圏内
急坂を乗り越えてからもう一度ギアを入れられるかが勝負どころ
エピファネイア×ディープのイメージ的に、
「一瞬で“ビューン”というより、ジワジワ伸び続けて最後に抜け出す」形が理想です。
本命にした理由
配合的に“阪神外1600m×G1の適性”が高そう
ペースが流れても、そこまで緩んでも対応できる「器用なスタミナ+キレ」を兼備した血統構成
「ノーザン系の王道配合」とまでは言わずとも、
クラシックにつながる“王道路線の匂い”を感じる1頭として、ここでの頭固定本命とします。
3.まとめ
- 阪神ジュベナイルフィリーズは、
→ 長い直線+急坂で、スタミナと瞬発力のバランスが問われる舞台 - アランカールは、
→ 父エピファネイア×母父ディープインパクトという“阪神外マイル向き”のバランス配合
→ タフな流れになっても、上がりの決め手勝負になっても対応できる可能性が高い
よって、今年の阪神JFはアランカールを軸に勝負という結論でいきます。
4.穴馬メモ:タイセイボーグ
☆タイセイボーグ(穴)
人気の盲点になりそうなのが、このタイセイボーグ。
- 能力比較で見れば、上位人気勢とそこまで大きな差はない可能性
- 戦ってきた相手レベルやレース内容次第では、
→ ちょっと展開がハマるだけで一気に馬券圏内まで突っ込んでくるイメージ
「人気ほど実力差はない」と見て、
押さえの穴としてタイセイボーグにはしっかり印を回しておきたいところです。


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