2025年菊花賞レース回顧|本命ヤマニンブークリエの評価と敗因分析

コラム・小ネタ

1.レース前提条件と注目点

クラシック最終戦の菊花賞は、稍重馬場の消耗戦。
長距離適性・馬場適性・位置取り…すべてが試されたレースとなりました。

そして結果として、
エネルジコ(C.ルメール)が菊花賞を制覇。
ルメール騎手は 史上初の菊花賞3連覇という大記録を成し遂げた。

一方で、私の本命は ヤマニンブークリエは惨敗でした…


2.レース結果

着順馬名騎手
1着エネルジコC.ルメール
2着エリキング川田将雅
3着エキサイトバイオ荻野極
16着ヤマニンブークリエ横山典弘

ペース:スロー(前半がゆっくり → 後半勝負)

➡ ラストの切れ味が勝敗を左右ようです。

3.レース展開と馬場の読み

馬場傾向

  • 小雨で芝が緩む
  • 内が悪く、外差しが効きやすい状態
  • 切れよりも持続力が求められる

ペース配分表

区間ペース傾向備考
1周目スロー先行馬は楽
2周目向正面徐々に加速各馬が進出開始
直線持続力勝負外の差し有利

4.勝ち馬・上位馬の評価

  • エネルジコ
     中団外 → スムーズに加速 → 見た目以上の完勝
  • エリキング/エキサイトバイオ
     展開に合わせた立ち回りで上位に浮上

ポイントは、
馬場を味方につけながら“溜めて→伸びる”競馬ができたか


5.本命:ヤマニンブークリエ

① 積極策が裏目

序盤から2番手に付ける前向きな競馬。
しかし結果として「脚の温存不足」に。

➡ 稍重×3000mでは、もっと溜めが必要

② 馬場ロス

内側を通るシーンが多く、
悪化した芝で余計な体力を削られた。

③ ラスト性能の差

上がり37.3は上位と比較して明確な見劣り。
勝ち馬とは 2秒以上の差


敗因整理

項目評価コメント
位置取り序盤は理想だが、後半苦しく
馬場適性内回りでロス増大
脚の使いどころ×仕掛け早すぎ
持久力最後まで踏ん張ろうとした
今後の伸びしろ条件が噛み合えば巻き返し可

能力否定の敗戦ではない!


6.次走に向けた展望

ヤマニンブークリエが力を発揮できる条件は…

推奨条件理由
距離:2400〜2600mスタミナ温存しやすい
馬場:良 or やや軽い芝持久力よりスピードが活きる
脚質:中団待機終いの爆発力を温存
コース:広い外回りスムーズに追い出せる

7.まとめ

今回の菊花賞は、
「強者が強者らしい競馬」で勝つレースとなった。

そしてヤマニンブークリエは敗れた。
だが、敗因は明確。
改善点も明確。

だからこそ言いたい。

今回の敗戦は、次へ繋がる負けだった。

また、穴馬として来てほしい(笑)

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