1.レース前提条件と注目点
クラシック最終戦の菊花賞は、稍重馬場の消耗戦。
長距離適性・馬場適性・位置取り…すべてが試されたレースとなりました。
そして結果として、
エネルジコ(C.ルメール)が菊花賞を制覇。
ルメール騎手は 史上初の菊花賞3連覇という大記録を成し遂げた。
一方で、私の本命は ヤマニンブークリエは惨敗でした…
2.レース結果
| 着順 | 馬名 | 騎手 |
|---|---|---|
| 1着 | エネルジコ | C.ルメール |
| 2着 | エリキング | 川田将雅 |
| 3着 | エキサイトバイオ | 荻野極 |
| 16着 | ヤマニンブークリエ | 横山典弘 |
ペース:スロー(前半がゆっくり → 後半勝負)
➡ ラストの切れ味が勝敗を左右ようです。
3.レース展開と馬場の読み
馬場傾向
- 小雨で芝が緩む
- 内が悪く、外差しが効きやすい状態
- 切れよりも持続力が求められる
ペース配分表
| 区間 | ペース傾向 | 備考 |
|---|---|---|
| 1周目 | スロー | 先行馬は楽 |
| 2周目向正面 | 徐々に加速 | 各馬が進出開始 |
| 直線 | 持続力勝負 | 外の差し有利 |
4.勝ち馬・上位馬の評価
- エネルジコ
中団外 → スムーズに加速 → 見た目以上の完勝 - エリキング/エキサイトバイオ
展開に合わせた立ち回りで上位に浮上
ポイントは、
馬場を味方につけながら“溜めて→伸びる”競馬ができたか
5.本命:ヤマニンブークリエ
① 積極策が裏目
序盤から2番手に付ける前向きな競馬。
しかし結果として「脚の温存不足」に。
➡ 稍重×3000mでは、もっと溜めが必要
② 馬場ロス
内側を通るシーンが多く、
悪化した芝で余計な体力を削られた。
③ ラスト性能の差
上がり37.3は上位と比較して明確な見劣り。
勝ち馬とは 2秒以上の差
敗因整理
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 位置取り | ▲ | 序盤は理想だが、後半苦しく |
| 馬場適性 | △ | 内回りでロス増大 |
| 脚の使いどころ | × | 仕掛け早すぎ |
| 持久力 | ○ | 最後まで踏ん張ろうとした |
| 今後の伸びしろ | ◎ | 条件が噛み合えば巻き返し可 |
➡ 能力否定の敗戦ではない!
6.次走に向けた展望
ヤマニンブークリエが力を発揮できる条件は…
| 推奨条件 | 理由 |
|---|---|
| 距離:2400〜2600m | スタミナ温存しやすい |
| 馬場:良 or やや軽い芝 | 持久力よりスピードが活きる |
| 脚質:中団待機 | 終いの爆発力を温存 |
| コース:広い外回り | スムーズに追い出せる |
7.まとめ
今回の菊花賞は、
「強者が強者らしい競馬」で勝つレースとなった。
そしてヤマニンブークリエは敗れた。
だが、敗因は明確。
改善点も明確。
だからこそ言いたい。
今回の敗戦は、次へ繋がる負けだった。
また、穴馬として来てほしい(笑)


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