今週の注目血統|サリエンテ【京都5R・芝2000m新馬/父キズナ】

今週の注目血統

京都内2000mは“二Turn+3〜4角の下り→直線約328m”。新馬はスロー〜ミドルからL3持続になりやすく、位置取り・操縦性・トップスピード維持がカギ。


① レース情報

項目内容
日程今週(京都5R)
場所京都競馬場・芝2000m(内)・右
レース名2歳新馬
管理池添学(栗東)
生産ノーザンファーム
血統父:キズナ × 母:(母父:Lomitas)

② 血統構成

父:キズナ(ディープインパクト系)

  • ディープ系らしい瞬発+巡航のバランス。上がり勝負だけに寄らず、L3〜L1で脚色を落としにくい持続を伝えやすい。二Turnの中距離2000m前後で安定感。

母父:Lomitas(独・ニジンスキー系影響)

  • 独系の底力・体力・メンタルの強さ。緩急後の再加速で鈍りにくい芯と、長く踏める資質を補強。日本の軽い芝でも“反応できる持続”を作りやすい。

まとめ:
「父=伸び始めてから落ちない」×「母父=底力+再点火」で、
京都内2000mの下り→短直線にマッチ。


③ 父:キズナ

  • テン:無理せず好位〜中団で折り合いがつきやすい。
  • 加速パターン:3〜4角の下りで自然加速→直線入口でトップスピードへ。
  • 強み:上がり一辺倒ではなく、L2で落とさず押し通す“巡航持続”。新馬の京都内2000m(スロー〜ミドル→L3加速)と親和性が高い。

④ 母父:Lomitas の底力

  • 血脈の芯:独競馬由来の持久力・剛性・集中力
  • 上乗せポイント:中盤で息が入っても、L4のスイッチに早く反応。直線のL1まで失速幅が小さい
  • 父の長所にプラス:キズナの“伸び続け”に耐久と粘りを重ね、二段ギアの再現性を高める。

⑤ コース適性

  • 典型ラップスロー〜ミドル → L3持続
  • 有利脚質好位〜中団差し。3〜4角で外に振られすぎないことが重要。
  • サリエンテの勝ち筋:中盤で我慢→L4でスイッチ、下りでじわっと速度を乗せ、直線はラチ2〜3頭分へ出してL1まで維持

⑥ 生産・厩舎ラインの信頼感

  • ノーザンファーム × 池添学(栗東):中距離の“形になる仕上げ”が得意な組み合わせ。初戦から折り合い・ゲート・集中に配慮したローテを取りやすい。
  • 最終追い切りのラップ(終いの質)と当日のテンションは要チェック。

⑦ まとめ

要素評価コメント
血統適性★★★★☆キズナの巡航持続 × Lomitasの底力=“反応できる持続脚”。
コース適性★★★★☆下り→L3持続→短直線で“止まらない伸び”を描ける。
仕上がり★★★★☆折り合いが付けば初戦から形に。最終追い切りで上積み確認。
将来性★★★★☆2000m基調の中距離路線でスケールを伸ばせる配合。

総括:サリエンテは、「中盤で息→L4で点火→L1まで鈍らない」の再現性が高い“反応できる持続型”。京都内2000mの新馬条件で勝ち筋が明確な血統プロフィールだと思います。


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