本命:ダイヤモンドノット
血統:父ブリックスアンドモルタル × 母父ディープインパクト
2歳秋の東京1400mは「ただ切れる」だけじゃ足りなくて、下りでスピードに乗せてから直線で落とさないことが大事。ブリックスアンドモルタル×ディープなら、その“乗せて維持”を2歳のうちから一番イメージしやすいので、ここは◎でいきます。
1. コース傾向・血統傾向
| 項目 | 特徴・傾向 |
|---|---|
| コース | 東京・芝1400m(左)/2歳GⅡ/11月8日 |
| 形状 | 向こう正面ポケット発走→3角まで長めで隊列が整う→3〜4角は下り→直線約525mで最後にわずかな上り |
| 展開 | 前半は極端に速くなりにくく、下りで自然にペースアップしてL3〜L1が持続戦になりやすい |
| 求められる適性 | “一瞬”よりトップスピードの持続/下り→直線の連続ギアチェンジ/2歳でも折り合える操縦性 |
| 血統トレンド | ロードカナロア・ダイワメジャー・モーリス・キズナなどワンターンでスピードを長く使える父に、母系でディープやキングカメハメハを入れて軽さを出す形が好相性 |
| 一言まとめ | 「下りで乗せて、直線で止まらない」タイプが強いレース |
東京1400mは“マイルほど溜めない・スプリントほど忙しくない”という中間の質なので、スピードを長く使える血と、東京らしいギアが噛み合うと成績が安定します。
2. 本命:ダイヤモンドノット
① 血統評価
父:ブリックスアンドモルタル
- 米G1を量産した芝の万能中距離馬で、日本だと「芝でロングスパートOK、かつ反応も悪くない」というタイプの産駒が出やすいイメージ。
- 1400〜1800mで“ためて→長く脚”をやらせると強みが出やすく、東京のワンターンでも合う。
母父:ディープインパクト
- 東京の直線でスッと反応できる軽さとギアチェンジを補給。
- 父がややパワー寄りでも、母父ディープが入ると“もったりしない”ので、2歳の東京でも鈍くならない。
→つまりこの配合は、
「父の持続スピード」×「母父ディープの反応と軽さ」
で、京王杯2歳Sが求める“乗せてから落とさない”形にかなり近いです。
② コース適性
東京1400mはスタートしてすぐコーナーではないので、出して行きすぎなくても位置が取れるのがポイント。
ダイヤモンドノットは、
- 前半は中団〜好位で我慢できるイメージ
- 3〜4角の下りで促すと、父の持続力で“自然に”スピードに乗る
- 直線でディープらしい反応で外へ持ち出す
という、“2歳でも操作しやすい”組み立てができそうです。
③ 展開想定と走りの絵
本線シナリオ(前半やや落ち着き)
- 向こう正面で中団外〜好位の外目に収まる
- 3角手前で軽く促して下りでギアON
- 直線に向いてラチから2〜3頭分外へ出す
- L2で先頭列に並びかけ、L1(最後の上り)で父方の持続を利かせて押し切り
少し流れた場合
- 無理に先行せず“1テンポ溜め”てから直線で外。
- ブリックスアンドモルタル産駒はそこで鈍りにくいので、他がバテたところを持続で差すイメージ。
内前バイアスの日
- 出して行って一列前を取っておく。
- ディープの軽さがあるので、最短を回っても直線でスッと出せる可能性が高い。
④ この血統で心配しなくていいところ
- 「距離が1F短いと忙しくない?」問題
→ 父が中距離寄りなので、1400mで忙しすぎることは少ない。むしろ“溜めすぎて届かない”ほうを気にしたほうがいい。 - 「直線でモタつく?」問題
→ 母父ディープが入るので、東京の長い直線でも手前を替えてもうひと伸びする絵が描ける。
3. 馬場・枠での微調整
- 内が伸びる日:
好位の内でタメ→直線で外へ半歩出す“省エネ版”の乗り方でOK。 - 外差しの日:
いつもより1列後ろでもいいので、下りから早めに外を確保して“伸びるゾーン”に入れる。父の持続があるので、早めに動いても最後まで脚色はそう落ちない。 - 多頭数でごちゃつきそうな日:
外目でスムーズに走れるぶんブリックスアンドモルタルの“減速しにくさ”が生きる。詰まるリスクのある内より評価を上げていい。
4. まとめ
- 京王杯2歳Sのポイントは「下りで乗せて、直線で落とさない」。
- ダイヤモンドノットは父ブリックスアンドモルタルで持続、母父ディープで反応という東京向きの組み合わせ。
- 2歳の11月時点でこの“持続+操作性”がイメージできる馬はそう多くないので、信頼して本命にしやすい。
ということで、
2025年 京王杯2歳Sは本命ダイヤモンドノットで勝負。
当日は「内前か外伸びか」だけ見て、ポジションの想定を1列前後させてあげれば完成です。



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