福島芝1800mで輝く“ジオグリフの全弟”ロスパレドネスが示す中距離スピード配合の真価

今週の注目血統

2025年6月29日(日)、福島競馬場の芝1800mで行われる2歳新馬戦に姿を現すロスパレドネス皐月賞馬ジオグリフの全弟として注目度は抜群ですが、血統表を深掘りしてみると、中距離戦でこそ光る配合が浮かび上がります。

🧬 血統プロフィール

  • 父:ドレフォン(Storm Cat 系/Tale of the Cat→Gio Ponti 系)
    • 米スプリントG1・BCスプリントの覇者。日本で種牡馬入り後は芝・ダート双方でスピード型産駒を送り出し、1800mまで柔軟にこなす万能スピード血統。
  • 母父:キングカメハメハ(Kingmambo 系)
    • 東京優駿を制した名マイラー/中距離馬。母父としては持続力とパワーを底支えし、1800m前後の芝で安定したパフォーマンスを伝える。
  • 近親実績:全兄ジオグリフ(皐月賞・札幌2歳S)、半姉アルビージャほか、活躍馬多数。

血統の強み①:Storm Cat 3×4 が生む完成度の高いスピード

ドレフォンはStorm Cat 直系のスピードを色濃く受け継ぎ、その上でGio Ponti 由来の芝適性も併せ持ちます。ロスパレドネスはStorm Cat 3×4 のクロスを持ち、完成度の高さと早い段階からの勝負強さが期待できます。

血統の強み②:キングカメハメハがもたらす持続力

母アロマティコは秋華賞3着の実績馬。キングカメハメハ譲りのパワーと持続力を備え、スタミナ要求度が高まるローカル1800m戦にピッタリ。父のスピードと合わさり、
“スピードの持続”が最大の武器に。

血統の強み③:皐月賞馬ジオグリフと同パターン

全兄ジオグリフは札幌2歳S→皐月賞を制覇。兄同様に早期から高い能力を発揮する家系で、なおかつ福島芝1800mの開幕週は「機動力と底力」の両立がカギ。兄が示した“2歳夏からクラシックへ”のローテを歩む可能性大。

まとめ

ロスパレドネスは、ドレフォン由来の鋭いスピードとキングカメハメハの持続力をハイブリッドした良血馬。開幕週の福島芝1800mは切れ味勝負よりも地力が試される舞台だけに、この配合の真価が問われます。兄ジオグリフの偉業をなぞる一歩目となるか——。

6月29日、福島5R。“次代のクラシック候補”ロスパレドネスの初陣にご注目ください!

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