1. 集計方法と用語の確認
用語 | 定義 |
---|---|
逃げ・先行 | 4F 通過順位が 1〜4 番手 |
差し・追込 | 4F 通過順位 5 番手以下 |
ROI | 単勝回収率 (100% でトントン) |
- 対象種牡馬:出走頭数が 30 頭以上かつ勝率 5%以上、また ROI 120%以上。
- データソース:JRA 公式レース結果+netkeiba DB。他媒体とも突合。
2. スプリント(芝 1200m 以下)
脚質 | 注目種牡馬 | 勝率 | ROI | 備考 |
---|---|---|---|---|
逃げ先行 | ロードカナロア | 9.8% | 131 | 「速い上がり+先行粘り」型。千直 1000m の外ラチ頼り逃げ◎ |
逃げ先行 | ダイワメジャー | 8.7% | 127 | 福島・小倉など小回りで先手を取れば強い |
差し追込 | モーリス | 10.1% | 168 | ワンターン 1400m にも強く、差し決着で高配当 |
差し追込 | キズナ | 11.3% | 143 | 中京1200m 開幕週の差し届きパターンで連発 |
ワンポイント:開幕週の高速馬場は逃げ先行、荒れ始めた 3 週目以降は差し追込が ROI 逆転するケースが多い。
3. マイル(芝 1400〜1600m)
脚質 | 注目種牡馬 | 勝率 | ROI | 備考 |
---|---|---|---|---|
逃げ先行 | ディープインパクト | 12.4% | 92 | 関屋記念など外伸び馬場でも番手抜け出しが王道 |
逃げ先行 | ダイワメジャー | 9.9% | 115 | 内枠+逃げで真価。七夕賞週の福島最終日も狙い目 |
差し追込 | エピファネイア | 13.5% | 138 | 新潟外 1600m の直線一気が武器。牝馬率 70% |
差し追込 | モーリス | 9.7% | 172 | 1400m〜1600m のスロー→瞬発戦でハマると爆発 |
ポイント:新潟外回りは差し優勢。逆に阪神マイル(夏場代替)は先行有利が顕著。
4. 中距離(芝 1800〜2200m)
脚質 | 注目種牡馬 | 勝率 | ROI | 備考 |
---|---|---|---|---|
逃げ先行 | ドゥラメンテ | 15.2% | 122 | 札幌 1800m で逃げ粘り◎、パワーと底力両立 |
逃げ先行 | ディープインパクト | 11.6% | 85 | 小倉2000m の番手抜け出しパターンが安定 |
差し追込 | ゴールドシップ | 12.9% | 149 | 函館・札幌の洋芝+差しで高回収率。長丁場 2600m も強い |
差し追込 | オルフェーヴル | 9.4% | 161 | 新潟2000m 開幕週以降の外差し馬場で穴をあける |
ポイント:滞在競馬の北海道勢は差し馬の方が ROI 高め。暑熱で前崩れが起きやすいため。
5. 脚質傾向まとめと実践ヒント
- 逃げ先行 × スプリント開幕週:ロードカナロア産駒に代表されるスピード血統は、馬場が速いほど ROI 上昇。
- 差し追込 × 新潟外回り:エピファネイア・モーリス産駒は直線 658m を最大限に活かす脚力で妙味。
- 洋芝差し × 長距離:ゴールドシップ産駒は 2000m 超でも回収率 140% 以上。滞在で状態アップ。
- 暑さで前崩れ × オルフェーヴル:小倉・新潟後半は差し決着が増え、オルフェーヴル産駒が高配当を演出。
まとめ
- 逃げ先行血統:ロードカナロア・ダイワメジャー・ドゥラメンテ
- 差し追込血統:エピファネイア・モーリス・ゴールドシップ・オルフェーヴル
逃げ/差しの優劣は「馬場の痛み具合」と「レースラップ」で日々変わります。枠順&当日の馬場傾向と合わせて、血統×脚質×馬場 の 3 点セットでチェックすれば、夏競馬の回収率は確実に底上げできます!
関連記事
コメント