競馬狂いの皆さんこんにちは!!
6月にメイクデビューが開幕して約2か月。25年産駒の“ファーストシーズンサイアー”たちは早くも明暗が分かれはじめています。芝1200mの函館戦を中心に計48レースが終了(8月4日時点)。今年は16頭の新種牡馬が中央で産駒を送り出しました。まずは現時点の賞金ランキングを確認しましょう。
順位 | 種牡馬 | 勝利数 | 本賞金(万円) |
---|---|---|---|
1 | コントレイル | 1 | 4,050 |
2 | インディチャンプ | 2 | 2,620 |
3 | ポエティックフレア | 1 | 1,924 |
4 | ベンバトル | 0 | 1,810 |
5 | フィレンツェファイア | 2 | 1,720 |
スピードで主導権フィレンツェファイア & ポエティックフレア
開幕週の函館芝1200mをルージュサウダージが2歳コースレコードで快勝し、フィレンツェファイアが“最速”でJRA初白星。父譲りの前進気勢とNorthern Dancer4×5のスピードクロスが光ります。
同じ日に東京1600mを7馬身差で逃げ切ったリアライズシリウスも圧巻。マイルの名手ポエティックフレアらしく、芝1600mでの瞬発力は今後の京王杯2歳S路線で要チェックです。
安定感のインディチャンプ 勝率36%でトップキープ
Stay Gold 系×母父Empire Maker という“中距離×米国ダート”配合のインディチャンプは、初勝利のタイセイボーグに続きフィオラーノが函館で差し切り、早くも2勝。勝ち馬率39%は新種牡馬中トップです。短距離向きの軽さを母系が補完し、芝1200m~1400mで堅実という特徴が浮き彫りになりました。
コントレイル 遅れてきた大物、遂に産駒初V
7月13日福島芝1800mでルージュボヤージュが4馬身差の逃げ切り。出走10頭目で掴んだ初勝利は、非サンデー牝系との組み合わせで瞬発力を示しました。秋の東京スポーツ杯2歳Sなど中距離重賞での存在感が期待されます。
その他注目株
種牡馬 | ポイント |
---|---|
ベンバトル | Dubawi 直系らしい先行持続力。まだ勝ち星はなくとも掲示板率60%と堅実。近々の福島・小倉芝1200mで初勝利の気配。 |
マテラスカイ | 地方門別で初勝利(グリーゼ)。芝よりダート短距離に強い印象で、JRA初星はダ1000mが濃厚。 |
ミスチヴィアスアレックス | 地方1000m以下で既に複数勝利。抜群の早熟性と短距離適性は2歳秋の地方重賞で要注目。 |
まとめ:秋に向けてのチェックポイント
- 中距離戦線での伸びしろ—コントレイル産駒が札幌2歳S・東スポ杯2歳Sへどれだけ送り込めるか。
- 短距離GⅠファルコンS路線—フィレンツェファイア産駒のスピードが真価を問われる。
- ダート一番乗り—マテラスカイ vs. クリソベリル(地方)でダート新種牡馬王争いの幕開け。
序盤を制したのはフィレンツェファイアの“速さ”とインディチャンプの“安定感”。しかし夏を越えて距離が延びれば勢力図は一変します。秋の重賞、そして来春クラシック戦線で「第1世代のスター」が誕生するのか 今後も血統トレンドから目が離せません!
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