① コースの特徴
項目 | 内容 |
---|---|
施行 | 9月14日(日)阪神・芝1800m(外回り)・右回り・3歳牝馬GⅡ(秋華賞トライアル) |
直線 | 約473m+ゴール前に急坂。直線はJRA屈指の長さで、坂を含むため減速幅の小さい末脚が必要。 |
スタート~1角 | 約640mの長い助走。序盤は落ち着きやすく、隊列が整いやすい。 |
ラップ傾向 | 前半スロー~ミドル→3~4角で加速→直線L3の持続勝負になりやすい。 |
ポイント | 「瞬発力+持続力」が揃ったタイプが有利。直線坂で脚が鈍らないことが勝負の分かれ目。 |
② 注目血統を深掘り
ディープインパクト系
近10年で複数の勝ち馬を輩出しており、ローズSと好相性。瞬発力に持続力を足した末脚で、直線の長い阪神外回りにフィットする。特に「差し・追い込み」型の牝馬で結果を残している。
欧州血統(Galileo系など)
L3~L4の長い脚を使えるタイプが多く、消耗戦気味のローズSでも浮上しやすい。欧州のスタミナ血統×日本の瞬発力血統という組み合わせはトライアルで走りやすく、本番秋華賞へもつながる傾向がある。
③ 本命馬と評価
【父】リアルスティール(ディープ系)
ジャパンC2着、ドバイターフ勝ち。瞬発力+持続力を兼備したディープインパクト直仔。産駒は芝1800m前後で切れと持続を両立しやすい。
【母父】Australia(Galileo系)
欧州中長距離の底力血統。坂や長い直線での“減速しにくさ”を産駒に伝え、ロングスパート適性を底上げする。
血統評価
「ディープ系の瞬発力+持続力」に「Galileo系の底力とロングスパート耐性」を組み合わせた配合。直線での“脚の長さ”を強化し、阪神外回りに合致するハイブリッド型。
コース適性
阪神外1800mは「直線の長さ×坂×L3持続」がカギ。フローラS(東京2000m)3着で、長い直線で持続的に伸びた経験があるのは大きな裏付け。舞台替わりはむしろプラス評価。
実績 5戦1勝
- フローラS(GⅡ)3着:差し脚を長く使い、直線持続型の適性を証明。
- オークス(GⅠ)11着:2400mは距離がやや長く、切れ負けした形。
適距離に戻る今回は見直せる。
総合評価
タイセイプランセスは、ディープ系の瞬発+持続とGalileo系のロングスパート資質を兼備した“直線持続型差し馬”。
秋華賞へのステップとしても理想的な舞台で、相手強化でも十分に勝ち負けできる器。枠順・隊列次第で単勝まで狙える本命評価としたい。
④ まとめ
- コース:阪神外1800mは「直線長×坂×持続力」。
- 血統:ディープ内包+欧州スタミナ系が好相性。
- 馬:タイセイプランセスは「瞬発+持続」に「ロングスパート耐性」を加えた配合で、この舞台にフィット。
- 展開:スロー~ミドルからのL3持続戦なら、末脚を伸ばし切って勝ち負け濃厚。
タイセイプランセスは、このレースで好走傾向にあるディープインパクト系の血統を持ち、春の東京コースで持続的な末脚を見せています。これらの要素が、ローズステークスの舞台にドンピシャで合致するため、今回本命とします。
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